対応環境
PyHiroba を学校で安心してご利用いただくための、対応環境とネットワークの設定をまとめました。導入をご検討中の先生や、情報担当の先生にもご確認いただける技術情報です。
準備するもの
- インターネットに接続できるパソコンと、最新のブラウザをご用意ください。専用ソフトのインストールや、Python などの環境構築は必要ありません。
- アカウント登録やログインは必要ありません。生徒が ID やパスワードを作成する必要もありません。
- 先生が配布された URL を開くだけで、その場でプログラミングを始められます。
この端末で使えるか調べる
いまご覧になっている端末で PyHiroba が動くかどうかを、その場で判定します。生徒に配る端末で、この対応環境ページを開いてご確認ください。
対応ブラウザ・端末
- Chrome / Edge / Firefox / Safari でご利用いただけます(Internet Explorer は非対応です)。ふだんお使いのブラウザが自動で更新されていれば、そのままご利用いただけます。
- 必要なバージョンは、Safari が 15 以降、Chrome・Edge・Firefox は 2023 年春ごろ以降のものです。上の自動判定で「ご利用いただけます」と出れば、必要な機能はそろっています。
- iPad は iPadOS 15 以降が必要です。iPadOS 14 以前では動作しません。GIGAスクールひとり1台の端末を整備する国の取り組みです。2020年ごろに配られた iPad(第7世代・第8世代)が該当します。で配られた iPad は、いずれも新しい iPadOS に更新できます(「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」)。更新の項目が出ないときは、情報担当の先生や教育委員会にご相談ください。
- OS は問いません(Windows / macOS / Chromebook / iPad など)。
- コードを入力するため、キーボードのある端末をおすすめします。スマートフォンは画面が小さいため、授業でのご利用は推奨していません。
- 目安として、空きメモリが 1GB 以上ある端末をおすすめします。
お使いの端末で動くかどうかは、上の「この端末で使えるか調べる」で確認できます。
ネットワークの設定
学校のネットワークでフィルタリング有害なサイトを見られないようにする仕組みです。学校では多くの場合、決められたサイトだけ通す設定になっています。やプロキシインターネットへの出入り口をまとめて管理する仕組みです。学校のネットワークでよく使われます。をお使いの場合は、いくつかのドメインインターネット上の住所にあたる文字列です。例:pyhiroba.weblab.t.u-tokyo.ac.jpへの通信を許可していただく必要があります。
詳しい一覧は、情報担当の先生にこのページをお見せいただくか、下の「許可が必要なドメインの一覧」を開いてご確認ください。
許可が必要なドメインの一覧を見る
| ドメイン | 用途 | 区分 |
|---|---|---|
| cdn.jsdelivr.net | Python 実行環境(Pyodide)本体の配信 | 必須 |
| pyhiroba.weblab.t.u-tokyo.ac.jp | PyHiroba サイト本体(このサイト) | 必須 |
| fonts.googleapis.com fonts.gstatic.com |
画面表示に使うフォント(なくても動作します) | 任意 |
| script.google.com drive.google.com *.googleusercontent.com |
Google ドライブで配布された教材を読み込む場合。フォルダ単位で配布されたときに、PDF などのファイルを保存するのにも使います | 教材利用時 |
| raw.githubusercontent.com github.com |
GitHub 上の教材を読み込む場合 | 教材利用時 |
| www.googleapis.com | Google ドライブで配布された教材のファイル取得と、フォルダの中身の一覧表示 | 教材利用時 |
| docs.google.com forms.gle |
アンケート・お問い合わせフォームを開く場合。フォルダ単位で配布された教材のうち、Google ドキュメントを docx、Google スライドを pptx で保存するのにも使います | 任意 |
| pypi.org files.pythonhosted.org |
生徒が追加のライブラリを読み込む場合(!pip install) |
任意 |
| huggingface.co us.aws.cdn.hf.co |
library-hiroba 経由で AI(言語モデル)や文の埋め込みモデルを使う場合(言語モデルは1回あたり数百MB〜2GB、埋め込みモデルは約118MB。通信量が大きいためご注意ください。モデルの重みは us.aws.cdn.hf.co へ転送されて取得されるため、両方の許可が必要です) |
任意 |
| cdn.holoviz.org | プログラム実行画面でグラフ・UI 部品(Panel/Bokeh)を使う場合(初回のみ数MB〜数十MBの取得が発生します) | 任意 |
| ai-api.metro.tokyo.lg.jp | 東京都が提供する生成 AI の API を使う教材を動かす場合(API キーが別途必要です。生徒が書いた文章が東京都へ送信されます) | 任意 |
※「教材利用時」の行は、先生が Google Drive / GitHub の外部教材を配布される場合にのみ必要です。組み込みの練習問題のみをご利用の場合は、許可の必要はありません。
通信とデータの扱い
生徒が書いたコードや学習内容、個人情報は、本サイトを通じて外部サービスを利用する場合を除き、一切外部へ送信されません。プログラムはすべて生徒の端末(ブラウザ)の中で実行されます。上記の通信のうち、外部サービスの利用(上の表の「東京都の生成 AI」など)を除いたものは、「Python 実行環境やフォント、教材を受け取る」ための読み込みのみです。
- 初回のみ、
cdn.jsdelivr.netから Python の実行環境(数十 MB 程度)を読み込みます。 - 2 回目以降は、ブラウザや Service Worker のキャッシュから起動するため動作が軽くなり、通信が不安定な環境でも利用しやすくなります。
- 安全面の詳しい取り組みは 安心・安全への取り組み をご覧ください。
共用の端末でお使いのとき
コンピュータ室など、次の時間に別の生徒が使う端末では、次のことを知っておくと安心です。
- 書いたプログラムは端末に残りません。自動保存はしていないため、タブを閉じるか再読み込みすると消えます。次に使う生徒に見られることはありません。
- 端末に残るのは、表示の設定(ダークモード・文字サイズ・行間・入力補助)と、起動を速くするための一時保存だけです。どちらも学習の内容とは関係ありません。
- 「ダウンロード」で保存したファイルは残ります。作業を持ち帰るために保存した
.ipynbは、端末のダウンロードフォルダにそのまま残るため、授業のあとに削除するか、自分の場所へ移してください。 - 一時保存まで含めてすべて消すときは、ブラウザの設定から「Cookie と他のサイトデータ」を削除してください(「閲覧履歴の削除」だけでは残ります)。
オフライン・閉域網でのご利用
- 初回の読み込み時のみ、インターネット接続(上記の
cdn.jsdelivr.net)が必要です。 - 一度読み込めば、以降は同じ端末・同じブラウザであればオフラインでも起動できます。
- 完全な閉域網の教室では、一度インターネットに接続できる環境で各端末に読み込ませてからご利用いただく運用をおすすめします。
うまく動作しないとき
- 「実行環境を読み込めませんでした」と表示される場合は、
cdn.jsdelivr.netへの通信がフィルタリングで止められていないかご確認ください。 - ブラウザが古い場合は、最新版に更新してからお試しください。
- iPad で「この iPad の OS では、ご利用いただけません」と表示される場合は、端末の iPadOS が古いことが原因です。「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」から更新してください(Safari だけを更新することはできません)。
- 解決しない場合は、下記のお問い合わせフォームからご連絡ください。
お問い合わせ
導入に関するご質問や、うまく動かない場合のご相談は、お問い合わせフォームからお気軽にお寄せください。